どんとこい 2
俺は、目を覚ましてボォ〜っと見知らぬ天井を見た。
あれから、あれよあれよというまに俺の荷物は、シカマルの家へと運び込まれた。
シカマル家は、昔ながらの日本家屋でやたら部屋数が多い。
シカマルん家って金持ちなのか・・・金持ちなんだろう。
「あ〜朝ご飯作ろう。」
母と暮らしてた時から飯を作るのは俺の担当だったから身体は自然と動く。
人様の台所はどうも使い勝手が悪いが時期に慣れるだろう。
それにしてもだ、もうすぐ朝ご飯が出来てしまう。
もう起きないと朝ご飯を食べてもらえず学校に行くことになるな。
それは、ちょっと寂しい。
ていうかあいつが俺の作ったのを食べてくれるかが問題だ。
それ以前になんであいつは、起きないんだ。
あ〜そういやあいついつもスレスレか遅刻してるよな。
遅刻しても平然としているからすげぇよな。
「作ったけど。」
どうせっていうか手が勝手に動くから仕方ないよな。
このお弁当持って行ってくれるかな。だから、それ以前に朝ご飯だって。
う〜起こしに行った方がいいのかな・・・でも俺嫌われてるしな。
嫌われてる奴に勝手に部屋に入られたくないかも・・・なんかもうどうしよう。
そもそも、もう嫌われてるんだから・・・いっか。
うわぁ・・・自分で思って悲しい。
続
平成16年11月4日