どんとこい 4
ハゥ〜・・・。
今朝のって・・・一体・・・気持ち良かったかも・・・
どわぁ〜///あれって何?何ってそりゃ寝惚けてたんだよな。
「ナルト。」
顔合わせずらくて先に来たけどちゃんと起きれたかな?
「ナ〜ルト。」
テーブルの上にちゃんとお弁当置いてきたけど気づいてくれたかな?
「っておい!ナルト!」
「・・・ふぇ?」
「反応おせぇよ。ていうかお前今朝から変だぞ。」
「変?」
「赤くなったり、青くなったり見ていて面白いくらいにな。」
マジで、俺ってなんでそんなに顔に出やすいのかね。
「で、なんだってばキバ。」
深く追求して欲しくないんだよ///
「何があった?」
だから、深く聞かれたくないんだってば。
「なんも。」
「お前ねぇ、俺の嗅覚を侮るなよ。」
嗅覚ってお前・・・犬かよ。
「だから、なんもないって。」
「正直に吐け!。」
「うげぇ・・・ちょっ苦しいってば・・・」
キバぁ・・・マジで締めてるだろう。
それにさぁ・・・お前って2組だろう。なんで、3組にいるわけぇ。
「吐く気になったか?ほれほれ。」
「キバ!離してやれ。吐く前に逝くぞ。」
シノォ〜来るのが遅いってば。
「だってよぉ。」
いい加減離せってば。
「飼い主を連れて来た。」
「・・・キバ君。」:怒
「ヒ・・・ヒナタ!」
「ナルト君に何をしてるの?」
「こ、これはその・・・元気なかったんでなぐさめて・・・」
「ふ〜ん。」
違う、それは絶対違うぞヒナタ。
俺がブンブンと首を振るのを見てヒナタはにっこりと笑った。
「ヒナタ?」
「教室に戻りましょ、キバ君。話はそれからね。」
普段大人しいのにヒナタって怒るとこえぇんだよ。
「大丈夫か、ナルト。」
「あんがと、シノ。」
床に座り込んでいた俺をシノが立ちあがらせてくれた。
シノは、何も聞かず只俺の頭を撫でてくれた。
嬉しいけどなんか複雑な気分になる。
「むぅ、いつまでも子供扱いすんなってば。」
「ナルトは、成長が遅いからな。」
確かにシノとは、頭一つ分くらい違うけどさ・・・ふぃ〜なんで同じ歳なのにこんなにも違うのかね。
「シノがでか過ぎ!」
「それより放課後暇か?」
「放課後・・・わりぃ夕飯の買い物に行くんだ。」
「一緒に行こう。」
「用があったんじゃないの?」
俺の買い物なんかに付き合ってたら日が暮れるぞ?
俺が首を傾げたらシノの手が俺の頬を包み込んで、その首を元に戻された。
「荷物くらいは持ってやる。」
やっぱし行くつもりなんだ。
シノって言い出したら昔からきかないからな。
「んじゃ、一緒に行こう。」
「あぁ。」
続
平成16年11月8日