片恋 葵→わぴこ
いつも手を握っていた。
ペンギンが見つからない時も
父さんや母さんが傍にいない時も
寂しい時
嬉しい時
悲しい時
楽しい時
いつも俺はわぴこの手を握っていた。
それだけで安心出来たし、なによりもわぴこが笑っていてくれた。
わぴこの存在は俺にとって大切だ。
好きで好きで大好きで、愛してる。
無邪気に俺に抱きついてくるわぴこが愛しくて堪らない。
俺に邪な気持ちがあるって知ってるか、わぴこ?
わぴこの我侭を受け入れるのは俺だけで十分だろ。
甘えたがりのわぴこを甘やかすのも俺だけで十分だ。
なぁ、わぴこ。
俺のお姫様。
眠っている時にお前を迎えに行こうか?
そして、俺の口づけでお前は目を覚ますんだ。
俺の想いの深さ思い知れよ。
今日も明日も明後日も
ずっと、ずっとわぴこを愛してる。
終了